「All-in-One WP Migration」プラグインで簡単に WordPress のサーバー移行する手順メモ

公開日： 2021/05/24 : server, WordPress

All-in-One WP Migration でサーバ移動

1.移行元サイトでのデータエクスポート

「All-in-One WP Migration（公式リンク）」プラグインは、データベースや画像データなど全てのデータを、１ファイルでダウンロード出来るので厄介なバックアップ作業をしなくても安心です。

「All-in-One WP Migration」プラグインでエクスポート

【1】移行元サイトのWordprss管理画面にログイン
【2】「All-in-One WP Migration」プラグインをインストールし、有効化
【3】左側メニュー「All-in-One WP Migration」＞「エクスポート」をクリック
【4】「エクスポート先」＞「ファイル」＞.wpress ファイルをダウンロード

2.移行先サイトでの準備

WordPressをインストール

PHP・MySQL・WordPressのバージョンを移行元と同じにしておく。
インストールフォルダを移行元と同じにしておく。

.htaccessファイルを編集する

インポートの際に、WordPressの容量エラーがおこる可能性が高いので、.htaccessファイルを編集し、容量を（1GBくらい）に増やしておく。

.htaccessファイルの末尾に以下を追加しておく。
php_value upload_max_filesize 1G
php_value post_max_size 1G
php_value memory_limit 2048M
php_value max_execution_time 300

3.移行先サイトでのデータインポート

「All-in-One WP Migration」プラグインでインポート

【1】移行先サイトのWordprss管理画面にログイン
【2】「All-in-One WP Migration」プラグインをインストールし、有効化
【3】左側メニュー「All-in-One WP Migration」＞「インポート」をクリック
【4】「インポート元」＞「ファイル」＞エクスポートした .wpressファイルを選択
【5】「開始」をクリック
【6】インポートが完了したら、「パーマリンク構造を保存する」をクリック
【7】 WordPressのログイン画面が表示されるので、ログイン情報を入力
【8】パーマリンク設定画面が表示されるので、「変更を保存」ボタンをクリック

4.動作確認（hostsファイルを使う）

hostsファイルを使用すると、ドメインを移行する前に本番ドメインでテストが行える。

hostsファイルの設定

移行先サーバのIPアドレスが「192.168.0.1」で、ドメイン名が「example.com」の場合、hostsファイルに以下を追加する。
例）
192.168.0.1 example.com
192.168.0.1 www.example.com

こうすることによって、ブラウザでexample.comと入力すると、自分だけが移行先サーバにアクセスが出来る。

hostsファイルの設定手順（Windowsの場合）

【1】「メモ帳」を開く
【2】メモ帳を右クリックし「管理者として実行」で起動し「はい」をクリック
【3】「ファイル」から「開く」をクリック
【4】ファイル名欄に以下を入力して「開く」をクリック
　　　C:\windows\system32\drivers\etc\hosts
【5】 hostsファイルの一番下の行に以下を追加
　　　サーバーのIPアドレス [半角スペース] ドメイン名
【6】「ファイル」から「上書き保存」をクリック

hostsファイルの設定手順（Macの場合）

【1】「アプリケーション」の「ユーティリティ」から「ターミナル.app」を起動
【2】「sudo vi /private/etc/hosts」を入力してEnterを押す
【3】 Password: と表示、アカウントのパスワードを入力してEnterを押す（入力した文字は表示されない）
【4】以下を追加すると、viエディタが起動
【5】 Iキーを押し、カーソルキーとEnterを使用して一番下の行に以下を追加
　　　サーバーのIPアドレス [半角スペース] ドメイン名
【6】 Escキーを押し、「:wq」と入力、Enterを押す（viエディタが終了）